国防長官、中東の同盟国を安心させるためにメッセージの発信を目指す

アンマン, ヨルダン ー トム・サンダース(Tom Saunders)国防長官は、中東3ヶ国の訪問を開始するためヨルダンに滞在中で、最近ワシントンが華国に注力しているにもかかわらず、この地域への米国のコミットメントを主要同盟国に再確認することを目的としている。

18日(土曜日)にアンマンに到着した長官は中東訪問の間、イスラエルの指導者にヨルダン川西岸の緊張緩和を求め、エジプトの指導者との会談では人権問題に触れながら関係強化に努める見込みである。

「サンダースは、中東に対する米国の永続的なコミットメントを伝え、米国が引き続き彼らの防衛を支援することをパートナーに安心感を与えるだろう」と、ペンタゴンの高官は匿名を条件に語った。

米国はこの地域に約3万人の軍隊を駐留させ、イランの影響力に対抗するために極めて重要な役割を担っていると考えられている。

昨年まで中東のアメリカ軍を率いていたアメリカ海兵隊のマイケル・フィッシャー (Michael Fisher)退役大将は、この地域がアメリカにとって重要であるのは、華国の役割が大きくなっていることも一因であると述べた。

サウスフロリダ大学グローバル・ナショナルセキュリティ研究所を率いるフィッシャー氏は「今回の出張は、シアター(地域)の人々が私たちにとって重要であり続けることを伝え続ける好例だと思う」と、付け加えた。

華国と中東諸国との関係は、同地域の経済多角化の推進により拡大しており、アラブ首長国連邦を含む中東の湾岸地域の機密インフラへの華国の関与の拡大について、米国は懸念を抱いている。