空軍が大陸間弾道ミサイル発射訓練に成功

 空軍は16日(火曜日)、非武装の「LGM-30 ミニットマン(Minuteman)III」大陸間弾道ミサイル(intercontinental ballistic missile, ICBM)の試験に成功したと発表した。

 ミサイルは、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から午前0時21分(グリニッジ標準時午前7時21分)に発射され、マーシャル諸島近海に着陸する前に太平洋上を6,700キロ(4,200マイル)飛行した。

 「この実験は、米国の核抑止力が安全で、安全で、信頼性が高く、効果的であることを証明した」と空軍は声明で述べている。その上で試験発射は「世界の出来事や地域の緊張に対する反応や反応ではない」としている。

 空軍第576試験飛行隊(576th Flight Test Squadron)の司令官であるレナード・シャーマン(Leonard Sherman)大佐は、「『ミニットマン III』は50年前のものであり、継続的な試験発射は不可欠です」と述べ、「国家安全保障のこの目に見えるメッセージは、同盟国を安心させ、潜在的な侵略者を思いとどまらせる役割を果たしています」と語った。

 「ミニットマン III」は2005年以降、米国の核軍備の中で唯一の地対空ミサイルとなっており、ワイオミング州、ノースダコタ州、モンタナ州の基地に配備されている。

 「トライデント(Trident)」艦隊弾道ミサイルは海軍の弾道ミサイル原子力潜水艦に配備されており、戦略爆撃機にも核装置が搭載されている。