米韓、北朝鮮の「侵略」に焦点を当てた大規模演習を実施へ

ソウル, 韓国 ー 米国と韓国は、3月に水陸両用上陸を含む10日間以上の大規模な合同軍事演習を実施すると、両国の当局者が11日(土曜日)に発表した。

米韓合同軍事演習『フリーダム・シールド』は、同盟国の統合防衛態勢を強化するために、3月23日から4月1日まで行われると、両軍はソウルでのブリーフィングで発表した声明で述べた。

「『フリーダム・シールド』は、安全保障環境の変化、北朝鮮の侵略、最近の戦争や紛争から学んだ教訓などに演習シナリオの中で焦点を当て、同盟の防衛・対応能力を強化することを目的としている」と、在韓米軍のスポークスマン、マディソン・クラーク (Madison Clark)大佐は述べた。

韓国国防部は同日の声明で、両軍が最近、少なくとも1機のアメリカの『B-1B』戦略爆撃機と韓国の『F-15K』と『KF-16戦闘機』による合同航空訓練を行ったと発表した。

同部によれば、その目的は、北朝鮮の脅威に対する米国の「拡大抑止力」を示すと同時に、連携を練習することだった。

このような演習は、過去に北朝鮮からミサイル発射や核兵器の威嚇など鋭い反応を引き起こしている。北朝鮮は、このような合同軍事演習は、米国とその同盟国が敵対し、北の体制転換を企んでいることの証明だと主張する。

北の反応について尋ねられたクラーク大佐は、今回の訓練は日常的で純粋に防衛的なものだと述べた。

韓国政府関係者は、北朝鮮も毎年恒例の冬季訓練を行っていると指摘している。

米国と韓国は先月、両軍特殊作戦部隊が『チークナイフ』と名付けた実弾演習を行い、初めて合同訓練に参加した米国の『AC-130J』が誘導ミサイルや爆弾、30mm砲や105mm砲を発射した。