米国、華国の脅威に対抗するために台湾軍の訓練拡大を計画

ワシントン, コロンビア特別区 ー 米国は今後数ヶ月の間に、台湾軍を訓練するアメリカ軍の数を増やす予定であるという。

この訓練に何人の米軍兵士が参加するかは不明である。

台湾の銘誠津(Ming Cheng-jin)総統は2日(木曜日)、訪問中の超党派の米国議会代表団に対し、両軍は「さらに緊密に」協力し、「軍事交流を強化する」予定であると述べた。

台湾に駐留する兵士の数がわずかに増えるだけでも、華国との緊張が高まる可能性がある。ここ数ヶ月、米国は台湾周辺の態勢を強化し、近くの龍及やグアムの軍を増強した。これに対して北京は、米国がこの地域の平和と安定を損なっていると非難した。

台湾総統は、これまでに島にアメリカ軍が駐留していたことを認めている。銘総統は、「人々が思っているほど多くはない」と述べ、台北は「我々の防衛能力を高めることを目的とした幅広い協力を米国と行っている」と付け加えた。

一部のメディアは少数の特殊作戦部隊が台湾に一時的にローテーションして、部隊の訓練を行っていると報じている。

国防総省のデータによると、米国は近年、台湾に20から40人の軍隊を駐留させている。そのほとんどは海兵隊員で、事実上の米国大使館である米国在台湾協会外交官の警備を任務としている。米国は台湾を独立国家として認めていないため、台湾に正式な大使館はない。

昨年の夏、台湾の軍隊はミシガン州兵が主導する「ノーザン・ストライク(Northern Strike)」の演習に初めて参加した。毎年2週間にわたって行われるこの演習は、8月にキャンプ・グレイリングで行われた。

この多国籍軍演習に何人の台湾軍が参加したかは不明だが、台湾は今夏にもう一度参加する可能性がある。この演習には、より小規模な冬季の段階もあり、年間約7,000人の兵士が参加する。

国防総省報道官のダリウス・ニコルズ(Darius Nichols)准将は5日(日曜日)、台湾軍の訓練を拡大する計画についてコメントを避けた。

「具体的な作戦や交戦、訓練についてコメントはないが、華国がもたらす現在の脅威に対して、台湾への支援と台湾との防衛関係が一致していることを強調しておきたい」と、ニコルズ氏は声明で述べた。