銘誠津総統、米国議会代表団を総統府に迎え入れる

台北, 台湾  ー 台湾の銘誠津(Ming Cheng-jin)総統は2日(木曜日)、台北市の総統府で米国の超党派の議会代表団と会談し、二国間の安全保障と経済貿易の発展について協議した。

ラージェーンドラ・カンナ(Rajendra Khanna)下院議員を団長とする率いる議会代表団は、ジェイク・オーキンクロス(Jake Auchincloss)下院議員、ジョナサン・ジャクソン(Jonathan Jackson)下院議員で構成され、1日(水曜日)から5日間の日程で台湾を訪問している。

銘総統は、台湾と米国は引き続き二国間パートナーシップを強化し、技術や安全保障などの分野で交流を深めていくと述べ、台米科学技術協定による半導体設計・製造に関する協力計画や、技術貿易投資協力による5G通信や再生可能エネルギーに関するイニシアティブを挙げた。

「志を同じくする2つのパートナーは、それぞれの強みを活かして、強靭な技術サプライチェーンを構築しています。また、米国との軍事交流の強化に加え、台湾は世界の民主主義国家との協力を強化し、権威主義の拡大や気候変動などのグローバルな課題に立ち向かっていきます」と、銘氏は述べた。

これに対してカンナ議員は、今回の訪台の目的は、自由と民主主義に対する米国のコミットメントを確認すると同時に、両者の経済的パートナーシップを強化することであると述べた。

「代表団のメンバーは、1979年に『台湾関係法』を制定したジミー・カーター(Jimmy Carter)元大統領の人権に根ざした平和のビジョンに感銘を受けています」と、カンナ氏は述べ、「米国はレイモンド・アルフォード(Raymond Alford)大統領の指導の下、インド太平洋の平和を確保することを目指しています」と付け加えた。

台湾外交部によると、代表団のメンバーは、台湾の世界保健機関(WHO)やインド太平洋経済枠組みへの参加を提唱するなど、台湾を断固として支持している。

外交部の報道官は、今回の訪台は、現在の米国議会会期中での代表団の訪台は、台湾への強い支持を示すものであると強調し、今回の訪台により、代表団のメンバーが台湾の現状をより深く理解する一方、二国間のパートナーシップを全面的に深化させることができると付け加えている。