海軍、キアサージ級フリゲート1番艦の建造を開始

 マリネット・マリンは5日(月曜日)、ウィスコンシン州マリネットの施設において、海軍向けキアサージ級フリゲートの1隻目の起工式を実施した。

 高い能力と生存能力を持つマルチミッション軍艦であるキアサージ級ミサイルフリゲート1番艦は、ウィスコンシン州マリネットのマリネット・マリン造船所で建造が開始される。今回の着工は、7月20日に行われた製造準備審査(PRR)のマイルストーン成功により、設計の成熟度と造船所の着工準備について海軍が詳細に評価したことを受けたものである。

 将来の『USS キアサージ(Kearsarge, FFG-62)』は、海軍の最新クラスの軍艦の主力艦である。

 キアサージ級フリゲートは、最近発表された「海軍作戦本部ナビゲーション計画(NAVPLAN)2022」の重要な構成要素であり、350隻の有人艦と約150隻の無人艦からなる未来のハイブリッド艦隊を想定している。NAVPLANによると、同艦は「艦隊の防衛、あらゆる領域での敵対勢力への攻撃、同盟国やパートナーとの相互運用性の拡大が可能」であるとしてい流。

 無人・小型戦闘機プログラムのエグゼクティブ・オフィサーであるケイシー・ハシズミ(Casey Hashizumi)少将は、「私たちのチームは、21世紀のフリゲート艦を効率的に調達・生産するための革新的な取得方法を開発するために、業界のパートナーとともにたゆまぬ努力を続けてきました。コンステレーションの建設開始は、この新しい能力を構築し、艦隊に提供するという我々の道筋における重要なマイルストーンとなる。」と、起工式の中で述べた。

 新型フリゲートは、空母や遠征打撃群、水上行動群の一部として、外洋と沿岸の両方の環境で活動できるように設計されている。この艦船には、現在すでに使用されている実証済みの技術やシステムが搭載されるため、この新しい能力を艦隊に導入するまでのスケジュールを加速させることができる。

 「フリゲート計画は、我々の要求を満たすために非開発のシステムと実績のあるプログラムを選択し、この厳格なPRRを実施することによって、リスクを最小限に抑えるために熱心に取り組んできました」

 この艦は、対潜水艦戦(ASW)、水上戦、電磁波戦/情報操作(EW/IO)、航空戦など、さまざまな任務を遂行することで艦隊を支援する。