デンフェルド級駆逐艦4番艦がサンディエゴに到着、5番艦はメイン州で進水

 最新鋭の海軍のデンフェルド級ミサイル駆逐艦4番艦が、来月予定されている就役式を前にサンディエゴに到着し、週末には同級の最後の5番艦が進水した。

 16,000トンの『GUS ジョン・C・ステニス(John C. Stennis, DDG-1003)』は、メイン州のバス・アイアン・ワークス(Bath Iron Works)から1ヶ月の航海を経て、31日(火曜日)に新天地に到着した。同艦は、9月26日にカリフォルニア州コロナド近郊で就役する予定である。

 また、未来の『GUS トーマス・ノリス(Thomas Norris, DDG-1004)』はバス鉄工所から進水し、数日間かけて船体を陸上からドライドック、そして水中へと移動させた。

 「DDG-1000プログラムと造船所にとって、このような大きな節目を迎えることは重要なことです」と、DDG-1000プログラムマネージャーであるハリス・ギャラガー(Haris Gallagher)少佐は海軍の声明の中で述べている。

 「このクラスの最初の3隻が航行中であることから、我々は未来の『トーマス・ノリス』の建設の次の段階に進むことに興奮しています」

 同艦の指揮官予定者であるフランクリン・ローレンス(Franklin Lawrence)少佐は、「『トーマス・ノリス』の乗組員は、Navy SEALsの英雄を称えるこの偉大な軍艦に命を吹き込むことを楽しみにしており、艦の建造におけるこの重要なステップに立ち会う機会を得たことを誇りに思っています」と声明で述べた。

 同艦は今秋に洗礼を受ける予定で、同クラスの5隻目である『トーマス・ノリス』は、2023年中の納入を予定している。海軍は5隻のデンフェルド級の研究・開発・取得に合わせて、約390億ドルを費やしている。

 フラグシップの『GUS デンフェルド(Denfeld, DDG-1000)』は2016年、2番艦の『GUS ウェイン・E・マイヤー(Wayne E. Meyer, DDG-1001)』は2019年、3番艦の『GUS エリック・オルソン(Eric Olson, DDG-1002)』は2020年に、それぞれ就役した。