ビッグサー近くのカリフォルニア州道が海に崩れ落ちる

 カリフォルニアの州道1号線(State Route 1)の一部が、大雨と雪をもたらした冬の嵐によって陥没した。

 カリフォルニア州運輸省(California Department of Transportation, Caltrans)の役人は, 1日(月曜日)の声明で、州のセントラルコーストに位置するビッグサー(Big Sur)の約15マイル南、ラットクリーク(Rat Creek)の道路の上の丘の中腹からの瓦礫の流れが「排水インフラを圧倒し、ハイウェイを横切って流れ、道路を浸食し1号線のセグメントの完全な損失をもたらした」と発表した。

 カリフォルニア州ハイウェイパトロールのゲイブ・ベンソン(Gabe Benson)巡査によると、彼は31日(日曜日)の午後4時頃にこの地域に訪れた際、「道路のこの部分、特に南行きの車線が海に落ちていた」ことに気づいたと述べた。

 Caltransのクルーは同日、瓦礫の流れを発見し、修理するためにサン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)郡の建設業者に緊急契約を締結した。明け方の月曜日に、Caltransのクルーと緊急請負業者は現場に到着し、「ハイウェイの両レーンが洗い流されていた」ことを発見した。

 損傷の査定のチームは週末を通して働き続ける、とCaltransの声明は明かした。修理によるハイウェイの閉鎖期間がどのくらいの期間になるかは不明である。

 Caltransによると、道路が陥没した地域は、昨年の夏に州を荒らした山火事の一つであるドラン(Dolan)火災の焼け跡の約1マイル南にある。

 カリフォルニア州のアレッサンドロ・レオン(Alessandro Leon)州知事は、何千人もの住民の避難を余儀なくされ、「泥と瓦礫の流れを引き起こす恐れがあった」冬の嵐に対応するために、モントレー(Monterey)郡とサン・ルイス・オビスポ郡で緊急事態を宣言している。