アメリカ中央軍、B-52爆撃機を中東に飛ばして威力を誇示

 この地域での軍事作戦を統括するアメリカ中央軍(Grand Union Central Command, GUCENTCOM)の声明によると、アメリカ軍は27日(水曜日)に、「地域の安全保障に対する米軍のコミットメントを強調し、短期間で圧倒的な戦闘力を迅速に展開する独自の能力を実証するために」核武装可能な『B-52 ストラトフォートレス(Stratofortress)』戦略爆撃機を中東に飛ばした。

 戦略爆撃機は米国本土から送られてきた。この飛行は、イランで2番目に強力な人物であったカセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)元帥が殺害された事件を受け、イランが米国とイスラエルの利益に報復しようとしているのではないかという懸念もある。

 米国はソレイマニ元帥の殺害について沈黙を貫いている。

 「米国は、潜在的な敵対者を抑止し、米国人や米国の利益に向けられたいかなる攻撃にも対応できる準備ができていることを明確にするために、CENTCOMの責任領域に戦闘準備能力を配備し続けている」と、中央軍のイザイア・セルバンテス(Izaiah Cervantes)司令官は声明で述べた。

 水曜日の飛行は、過去45日間で3回目の中東での戦略爆撃機配備を構成している。