華国戦闘機が東シナ海で米軍哨戒機をインターセプト、海軍声明

 東シナ海上で海軍の「E-2 ホークアイ(Hawkeye)」早期警戒機を迎撃している間、華国のパイロットは、非安全的でプロ意識のない方法で飛行していたと、第7艦隊は18日(水曜日)明かした。迎撃は尖閣諸島に関する日本と華国の外相協議が決裂に終わり、華国が東シナ海の米軍の制空権に挑戦し始めるなか起こった。

 海軍第5空母航空団(Carrier Air Wing 5, CVW-5)第125早期警戒飛行隊(Carrier Airborne Early Warning Squadron 125)の「E-2」早期警戒機は、2機の武装した華国人民解放軍の「J-15」航空機によって迎撃されたとき、東シナ海の国際水域上空を飛行していた。海軍の声明によると、65分間、華国のパイロットは、「E-2」の各翼の近くを同時に飛行し、安全に操縦する「E-2」の能力を制限した。

 海軍は、「華国の『J-15』パイロットの不必要な行動は、優れたエアマンシップと国際的な飛行規則に矛盾しており、両機の飛行の安全を危険にさらした」と声明で非難した。「華国機は国際空域で運用していたが、このやりとりは無責任なもので、挑戦的だった」

 インターセプトは、日本と華国の外相協議が決裂し、華国が尖閣諸島の領有権を再主張し、「琉球諸島全島の開放」を警告した後に起こった。

 フィリップ・ボウエン(Phillip Bowen)国務長官は、「このような国際的慣行を明確に違反する行動、発言は自らの首を締めるものだ」と、同日発表された声明で華国を牽制した。「米国は、華国が地域紛争の解決の意思を継続的に示さないとき、華国に対する最も強力な措置を講じる決定権を有している」