アルフォード大統領と台湾の銘誠津総統が初の非公式会談を行う

 台湾外交部は、銘誠津(Ming Cheng-jin)総統とレイモンド・アルフォード(Raymond Alford)大統領が16日(月曜日)に非公式の電話会談を実施したと発表した。

 米国大統領と台湾総統の電話会談は初で、数十年にわたる歴史的慣行を破るものとなる。

 外交部によると、会談は米国側の要請で行われたもので、アジア太平洋地域の政治、経済、安全保障に焦点を当てて話し合われたが、35分間に及んだ会談の殆どが「釣魚台列嶼(Diaoyutai Islands)」に費やされたと明かした。

 アルフォード大統領と銘総統は、日本と華国の軍事衝突に起因する東アジア情勢の悪化に対し、米台がハイレベルで連携していくことの必要性を共有した、と外交部の報道官は付け加えた。

 米台電話会談を受けた米国側の公式な声明は発表されていないが、フィリップ・ボウエン(Phillip Bowen)国務長官は、Twitterで「コールは米国の外交政策の転換を直接的に意味するものではない。しかし、すぐわかるだろう」とつぶやいた。