沿岸警備隊、太平洋での華国の「違法漁業」に取り組む

 米国政府は、北京が華国に属していると見なしている南シナ海での反則行為を非難し、沿岸警備隊の派遣を決定した。

 米国は23日(金曜日)、華国からの違法な漁業と船舶の嫌がらせを引用して、海上保安の任務のために西太平洋の沿岸警備隊の艦船を配備すると言った。

 ホワイトハウスのクリスチャン・スナイダー(Christian Snider)国家安全保障問題担当大統領補佐官は声明で、沿岸警備隊は「戦略的に大幅に強化された高速即応カッターを西太平洋で配備している」と述べた。

 声明はさらに、米国は太平洋の大国であり、華国の「違法、無報告、無規制の漁業、インド太平洋の他国の排他的経済水域で操業する船舶への嫌がらせは、わが国の主権と太平洋近隣諸国の主権を脅かし、地域の安定を危険にさらす」と付け加えた。

 スナイダー氏は、この船舶は、漁船の保護を含む海上保安活動を行い、「限られた沖合の監視能力と執行能力を持つ地域パートナー 」と協力して、海洋領域の認識と執行の努力を強化すると述べた。

 米国は、華国漁船の護衛艦として華国軍艦を他国の漁場に送り込むことで、華国が国際法を破っていると繰り返し非難してきた。トム・サンダース(Tom Saunders)国防長官は7月、南シナ海で過去数カ月間に「悪行の目録」があったと述べ、東洋漁船を沈没させるなど、華国軍のいくつかの悪行を非難した。

 近年、海軍は定期的に、華国が占領している南シナ海のいくつかの島々の近くで航行の自由作戦(Freedom Of Navigation Operation, FONOP)を実施してきた。北京は怒りで応えてきた。

 華国は東洋連邦、台湾、マレーシアを含むいくつかの国によって争われてきた南シナ海のほぼ全体を主張している。