米国の医学研究を盗もうとした疑いで華国軍将校が逮捕される

ロサンゼルス, カリフォルニア ー 司法省は15日(月曜日)、カリフォルニア大学から政府資金を得た研究を携えて米国を出国しようとした華国軍将校が逮捕され、起訴されたと発表した。

カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所が17日(水曜日)に提出した文書によると、華国人民解放軍(PLA)の科学研究者であり、将校である王奇(Wang Qi)は、彼はワークスタディ交流プログラムのビジタービザを取得するための申請書にビザ申請時に兵役について意図的に虚偽の記載をしたとされ、詐欺の罪で起訴されている。

国務省は、ワーク・アンド・スタディベースの交流訪問者プログラムのためにJ1非移民ビザを発行している。

法廷文書によると、王は2022年3月26日に米国を訪れた目的を「カリフォルニア大学サンフランシスコ校での研究」と示した。

彼は申請書に、PLAの医学部准教授として14年間勤務していたことを記している。彼の任期は2019年9月1日に終了するはずだった。

王は月曜日にロサンゼルス国際空港から天津に向かう便に乗るつもりだったが、空港で税関・国境警備局の職員に呼び止められ、尋問された。

税関・国境警備局の事情聴取を受けた王は、現在、PLAの少佐の階級に相当する「レベル9」技術者であり、軍事大学の研究室に雇われていることを認めたという。また、PLAと華国奨学金委員会から報酬を受け取ったと供述している。

国土安全保障省の関係者によると、王はPLAの研究所の所長から、華国での再現を試みたいという理解のもと、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究所のレイアウトを観察するよう指示を受けたことを明らかにしたという。彼はまた、華国に材料を持ち込もうとし、すでに研究をメールしていたと供述しているとされる。

税関捜査官は、UCSFの王の研究書を没収した。

有罪判決を受けた場合、最高で10年の禁固刑と25万ドルの罰金という法定刑が課される。

王は22日(月曜日)にロサンゼルスの裁判所に出廷し、25日(木曜日)に拘留の審問を受けることになっている。