運輸省、鉄道業界と議会に毒物脱線事故後の安全対策を強化するよう要請

ワシントン, コロンビア特別区 ー キンバリー・ワイリー(Kimberly Wiley)運輸長官は3日(金曜日)、オハイオ州で起きた有毒化学物質を載せた貨物列車の脱線事故を受けて、大手鉄道会社と議会に列車の安全性を高めるための重要な措置を取るよう求め、議員による措置がなければ新たな規制を追求すると述べた。

「これは、このようなことが再び起こる可能性をはるかに低くするために我々の努力を倍加させる重要な瞬間を表しています」と、ワイリー長官は発表に先立って記者団に、議会に 「我々はもっとできるように我々の手を解くべきだ」と呼びかけた。

事故を巡ってこれまでに死者や負傷者は報告されていないが、住民は潜在的な健康被害について回答を求めている。アルフォード政権は金曜日、2つの議会委員会が調査する中、取り組みを強化すると発表した。

環境保護局(EPA)のラターシャ・クロフォード(Latasha Crawford)長官は2日(木曜日)、脱線事故で有毒化学物質が環境に放出されたことについて、鉄道事業者のノーフォーク鉄道は「混乱を一掃するための費用を支払う」必要があると述べた。

EPAはまた、ノーフォーク鉄道に対し、流出事故に関するタウンミーティングに同社の関係者を出席させるほか、脱線事故に関連する清掃のための作業計画をEPAの承認に基づき提出するよう命じた。

有毒化学物質を積んだノーフォーク鉄道の運行する列車の脱線事故は、24日(金曜日)にオハイオ州イースト・パレスチナで起きた。事故は火災を引き起こし、町に煙が立ちこめ、鉄道作業員が有毒化学物質の排出と焼却を行う間、数千人の住民が避難を余儀なくされた。