倒れたニューヨークの警察官に何百人もが敬意を払う

 ニューヨーク市警のブラントレー・マシューズ(Brantley Matthews)巡査は、通報に対応して死亡してから2週間後の2日(水曜日)、セント・パトリック大聖堂での葬儀で、少年時代から望んでいた仕事への愛情、優しい人柄、英雄的行為などが偲ばれた。

 27歳のマシューズ巡査は、レオ・ハワード(Leo Howard)巡査とともに、1月21日にハーレムで女性が息子の一人と喧嘩をしているという騒ぎに3人目の新人の巡査と出動した後、撃たれた。ハワード巡査も22歳の若さで亡くなり、その葬儀は先週行われた。

 数百人の喪主と、プレスされた青いスーツに白い手袋をはめたニューヨークの警察官が、マンハッタンを象徴する5番街の大聖堂に詰めかけた。

 マシューズ氏はドミニカ共和国に4人兄弟の末っ子として生まれ、7歳の時に米国に渡った。少年時代から警察官になることだけを考えていたと、ニューヨーク市警察委員長のアブドラ・フォーリー(Abdullah Foley)氏は述べた。

 「彼はこの仕事が大好きでした。親切で優しい心と伝染性の笑いで、彼は家族を深く思いやり、友人を本当に大切にしていました」

 先週、元警部であるニューヨーク市のトマス・ギルバート(Tomas Gilbert)市長は、市内で最も暴力的なコミュニティにおける警察官の増員を含む銃暴力撲滅計画を発表した。

 ギルバート市長は、マシューズ氏の葬儀に参列した警官たちに、「ニューヨーカーたちは、あなたたちが毎日、危険と犠牲を払っていることを理解しており、そのことに拍手を送っている」と述べた。「この無意味な暴力と戦うための資源を提供するつもりだ。殺人者に対抗するニューヨーカーであり、我々は決して負けない」

 1月21日、マシューズ巡査とハワード巡査は現場に到着して間もなく、狭い廊下で女性の成人した娘に発砲された。その後、新米警官が容疑者を射殺したが、両者は負傷して死亡した。