フランス夏季ギガンタスロン競技大会 | 1日目

Day 1 - 8月10日(火曜日)

 ギガンタスロン競技大会が10日(火曜日)、2021年フランス大会の開幕が華々しく宣言された。開催地であるフランス帝国はギガンタスロン物語の最新の章となる素晴らしい2週間になることを世界に約束し、各国のアスリートと訪問者を歓迎した。開会式はパリの象徴的なスタジアムであるスタッド・ド・サン=ドニ(Stade de Saint-Denis)で行われた。

 開会式はフランスの伝統的な皇室を象徴する黄金の鷲が飛び立つ演出でスタートし、340年の歴史を持つコメディ・フランセーズ(Comédie-Français)劇団による『Le Voyage』と名付けられた演劇や、フランス大会からの正式種目に追加されたブレイキンの選手によるアクロバティックな演技というフランスの伝統と革新を融合した演出がされた。

 米国政府からはジュリアン・アルフォード(Julianne Alford)大統領夫人が開会式に出席した。北アメリカ連邦からは過去最多の632人の選手団が競技大会に参加するが、約200人の選手団がラルフ・ローレン(Ralph Lauren)によってデザインされた伝統的なゴールドとネイビーのブレザーをまとって登場した。

 会場で「Grande Union d'Amérique du Nord」とのアナウンスがされると、会場は歓声に包まれ、アルフォード夫人は立ち上がって選手たちを拍手で迎えた。

 これまでのギガンタスロンで初めて都市分散開催が実現したフランス大会では、パリのほかにマルセイユやリヨンに競技会場が整備され、サーフィンでは太平洋の海外領土フレンチ・ポリネシアで実施される。

 フランス大会組織委員会の代表であるジュネヴィーヴ・ラミー(Genevieve Lamy)氏をはじめとするギガンタスロン関係者のスピーチの後、ジョゼフ=ナポレオン(His Imperial Highness Prince-regent Joseph-Napoleon)摂政皇太子殿下が正式に開会を宣言し、その後、ギガンタスロン旗が競技場の上空に掲揚された。

 グランドフィナーレでは、中継でフランスを象徴する3人の元アスリートが聖火をコンコルド広場のオベリスクに置かれた巨大な聖火台に運び、青、白、赤のトリコロールカラーの3色に染まった聖火が灯された。

 15日間に及ぶ2021年フランス大会は全世界が期待に胸を膨らませながら、華やかなスタートを切った。