韓国の新型強襲揚陸艦、10月から運用開始へ

 韓国の新しい14,500トン級強襲揚陸艦は、韓国独自の技術で開発し戦闘能力が向上され、10月に配備されると韓国軍が30日(日曜日)に発表した。

 海軍参謀総長の京顕植(Gyeong Hyun-sik)大将は、計画されている配備に先立ち、南部の鎮海港で上陸プラットフォーム・ヘリコプター(LPH)艦『ROKS 済州島(Jejudo, LPH-6112)』の就役式を主宰した。

 韓国最大の島にちなんで名付けられた『済州島』は、2007年に配備された『ROKS 鬱陵島(Ulleungdo, LPH-6111)』に続く韓国2隻目の大型輸送艦。

 全長199メートルの同艦は、330人の乗組員を乗せて最高速度23ノット(42.5キロ)で航行することができる。

 関係者によると、この艦には、敵をよりよく探知し、航空機をコントロールするための新しいレーダーシステムや、国産の艦載誘導ミサイル『ヘグング(Haegung)』など、最新の技術で開発された装置が搭載されているという。

 また、飛行甲板はアメリカ軍の『V-22 オスプレイ(Osprey)』の航空機の離着陸を可能にするために改良されたという。

 「『鬱陵島』を建造する際に外国から持ち込んだ主要機器を、性能が向上した国産品に変更しました。この変更により、同艦のメンテナンスに必要なコストと時間が削減されることが期待されます」と、関係者は述べている。

 『鬱陵島』と『済州島』は戦闘任務以外にも、災害救助や国際平和維持活動の支援にも使用される予定だという。