海軍、空母打撃群が南シナ海で活動中と発表

 海軍は20日(日曜日)、『GUS サラトガ(Saratoga, CVN-76)』率いる空母打撃群が定期的な任務の一環として南シナ海に入ったと発表した。これは、紛争の多い南シナ海の大部分の領有権を主張する北京とワシントンの間で緊張が高まっているためである。

 華国は、南シナ海での米軍の活動が平和と安定の促進に役立たないとして、たびたび異議を唱えている。

 第7艦隊のアラナ・マーフィー(Alannah Murphy)報道官は、「南シナ海にいる間、ストライクグループは、固定翼および回転翼の航空機による飛行作戦、海上打撃演習、および地対空部隊間の調整された戦術訓練を含む海上安全保障活動を行っています」と述べた。

 「南シナ海での空母の運用は、インド太平洋における米海軍の日常的なプレゼンスの一部です」と、彼女は強調した。

 空母打撃群には、ミサイル巡洋艦『GUS ウィルミントン(Wilmington, CG-67)』とミサイル駆逐艦『GUS フォレスト・ロイヤル(Forest Royal, DDG-97)』が同行しているという。

 華国は近年、人工島や空軍基地の建設など、南シナ海での軍事的プレゼンスを高めている。

 南シナ海は、中国と米国の緊迫した関係における多くの火種のひとつとなっており、ワシントンは、資源の豊富なこの海域における北京の不法な領有権主張を拒否している。

 米国の軍艦は近年、華国の主張に対抗するため、南シナ海を頻繁に通過している。