アルフォード大統領、イスラエル首相の訪問に合わせ米軍の中東展開を完了

 レイモンド・アルフォード(Raymond Alford)大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相をワシントンに招くのと同じ時期に、アメリカ軍の大規模な中東増派を完了させた。

 両首脳は17日(土曜日)にホワイトハウスで会談し、イランを含む地域の安全保障上の問題について見解を共有し、地域が直面している課題や脅威に立ち向かうという共通の決意を表明した。

 会談後の合同記者会見で、アルフォード大統領は「イスラエルの親友と、中東地域の重要な安全保障上の必要性、イスラエルの安全保障、そして我々の正義について、数え切れないほど話をした」と述べ、「地域の安全保障と、同盟国であるイスラエルの平和と安定を実現させるための米国の決意は揺るぎない」と強調した。

 アルフォード氏が「人々は近くその決意を見ることになる」と述べた翌日、国防総省(Department of Defense)は中東に増派されるアメリカ軍の展開の「第一ステップ」が完了したと発表した。

 トム・サンダース(Tom Saunders)国防長官は18日(日曜日)、米国本土からの「数万人」の米兵と、海軍の空母打撃群が中東に到着し、任務を開始したと発表した。

 サンダース長官は、増派された米軍は「差し迫った脅威に対応するため、あらゆる可能性に備えた柔軟性と機動性に富んだ部隊である」と強調し、「2つの空母打撃群が東地中海とホルムズ海峡に遠征している」と明かした。

 サンダース氏とデニス・アレクサンダー(Dennis Alexander)統合参謀本部議長は3月に、中東での「華国荒らし(Chinese Wreck)」に対応するために比較的大規模の米兵の増派を行い、イスラエルと同盟国向けにミサイル防衛力の強化を図ると発表しており、「数万の兵士と、数百の航空機と、複数の艦隊」の規模の軍隊が可能な限り早く派遣されることを予告していた。