イスラエル、2年ぶり4回目の国政選挙を控える

 イスラエルは、政府を安定させるための土壇場の努力が失敗したため、2年ぶり4回目の選挙に向かっている。

 政府の2つの主要政党間で予算を妥協させるための交渉は、22日(火曜日)の早い段階で決裂し、深夜のクネセト(Knesset)では、リクード(Likud)党と青と白(Blue and White)連合のメンバーは、火曜日の予算期限をさらに2週間延期するという提案に反対票を投じた。この提案は49対47で否決された。

 イスラエルの法律では、政府が火曜日の真夜中までに予算を通過させなければ、クネセトは解散し、90日後にスナップ選挙が行われると規定されている。その期限を逃れるための手段のほとんどは閉鎖されている。

 イスラエルのルーベン・シランスキー(Reuven Shilansky)首相のリクードとスティーブン・サンドバル(Stephen Sandoval)国防大臣の青と白は、5月に統一連合政府を形成して以来、国家予算の問題で対立している。

 シランスキー氏とサンドバル氏は、2020年度予算の妥協点に到達するために、火曜日の期限をさらに2週間延期することを提案していた。しかし、2つの党のメンバーは、その動きに反対票を投じた。

 「我々は選挙を望んでおらず、今晩反対票を投じたが、我々は選挙を恐れていない。なぜなら我々は勝つからだ!」とシランスキー首相はTwitterにつぶやいた。

 議会が解散すると、イスラエルの人々は2019年初頭以来4回目となる来年3月の投票に向かうことになる。