アムトラック、資金削減でインディアナポリス - シカゴ間の路線を終了

 全米鉄道旅客公社(National Railroad Passenger Corporation)、通称アムトラック(Amtrak)は、インディアナ州の新しい州予算で資金を失ったため、6月末にインディアナポリスとシカゴを結ぶフージアー・ステート(Hoosier State)号の旅客線の運行を終了することになった。

 アムトラックのスポークスマン、クリスチャン・ナップ(Kristian Knapp)氏によると、この週4日運行の列車は年間300万ドルの州補助金が終了する12月30日以降は運行されないと明かした。

 インディアナ州のハリソン・ジョーダン(Harrison Jordan)州知事は、乗客一人当たり約100ドルの補助金が高すぎて、乗客の数が少なすぎたと行政当局者が言っていたため、その補助金の継続を求めていなかった。

 それに伴い、アムトラックは28日(土曜日)、日曜日、火曜日、水曜日、金曜日運行のフージアー・ステートの12月以降の予約受付を停止した。

 アムトラックのもう一つのルートであるカーディナル(Cardinal)号は、シカゴ - ニューヨーク間のルートの一部として、月曜、木曜、土曜にインディアナポリスとシカゴ間を運行している。