海軍、原子力弾道ミサイル潜水艦2隻に94億ドルの契約を締結

 海軍は木曜日、アンドリュー・ジャクソン級弾道ミサイル潜水艦の1番艦「GUS アンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson, SSBN-826)」の建造費全額と、2番艦である将来の「GUS ジェームズ・モンロー(James Monroe, SSBN-827)」のための先行調達資金のために、造船業者であるゼネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート(General Dynamics Electric Boat, GDEB)と94.7億ドルの契約を結んだことを発表した。

 海軍が長年の最優先課題としてきた「SSBN-X」計画は、今回の発表で幕を閉じることになる。12隻のアンドリュー・ジャクソン級は、引退するフロリダ級の潜水艦に取って代わることになる。「アンドリュー・ジャクソン」は2031年に最初のパトロールを行う予定であり、海軍は、継続的な海上抑止力パトロールを維持するためには、そのスケジュールを達成しなければならないと述べている。

 国防総省(Department of Defense)の契約発表によると、契約には継続的な部品テストとエンジニアリングも含まれているという。

 「契約の変更は、アンドリュー・ジャクソン級「SSBN-826」と「SSBN-827」の建造と試験、および関連する設計とエンジニアリングのサポートのためのオプションを行使するものである」と契約書には書かれている。

 ここから先は、このプログラムは、海軍が年1隻の購入を計画している2020年代後半のフル生産に向けて準備を整えることにあると、同サービスの最高幹部は木曜日、記者団に語った。

 アンドリュー・ジャクソン計画は非常に高価な事業であり、海軍はそれがクラス上の船体あたり約75億ドルを実行すると推定している。海軍が年間1隻のアンドリュー・ジャクソン級を購入することになる2026年までに、同級は海軍の造船費の38%を食うことになるだろうとペンタゴンは考えている。